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[Vol.9]
◆「絵表示」通りのお洗濯。でも・・・!?
 衣類の素材によってお洗濯の方法は様々。その方法を示すのが「絵表示」です。でも、絵表示通りのお洗濯にも、こんな落とし穴があったのです・・・。
●主要素材だけの絵表示?
 メーカーは衣類の主要な素材についての洗濯絵表示は表示しますが、装飾部分や付属部分については表示しないことがあります。主要素材と装飾部分が同じ素材かつ同じ染色であれば同じ洗濯方法で一緒に洗っても問題ありませんが、そうでない場合はトラブルが発生することがあります。
 簡単に取り外せないような装飾部分や付属部分を別洗いすることは難しく、また別洗いの注意書きがない洗濯絵表示も問題があります。
 実は、このような不適切な洗濯絵表示は珍しくなく、クリーニングのトラブルの原因となっています。
■不適切な洗濯絵表示によるクリーニング事故
□装飾部分の表示がない例
<高級ブランド女性用ゴルフスラックス>
洗濯絵表示では水洗いとなっていましたが、ポケット部分に装飾としてバックスキンのワンポイントがついており、水洗いしたところ移染した。
メーカーに確認したところワンポイント部分は「ドライも不可」、取り外して洗ってほしいとのこと。洗濯絵表示のみを見て、衣類を実際に確認しなかたたに事故が発生しました。本体と一緒に洗ってはだめなワンポイントがあれば取り外しの洗濯絵表示していただきたいものですが、そのような表示は少ないものです。
でも、「水洗い不可」「ドライ不可」では実際には洗えないということで、市販される衣類としてそのようなものが妥当か疑問が残ります。
□絵表示が実際と異なる例
<高級ブランド女性用ストレッチ性ブラウス(白)>
真っ白なブラウスを洗濯絵表示とおりドライクリーニングしたところ生成りに変色。
ブラックライトで確認したところ縫い糸のみに蛍光反応がみられ、蛍光顔料の剥離と判明しました。
メーカーに確認したところ綿とポリウレタンを染料で同色に染めるのは不可能なため
顔料コーティングしてあり非常に染色堅牢度が低く、洗濯によっては剥離する場合があるとのこと。
このようにメーカーによっては事前に洗濯絵表示に基づく耐洗テストをせず衣類の商品化をすることがあり、洗濯絵表示を信用して洗濯してトラブルが発生することがあります。

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